意外と知られていませんが一般的なカラーリング剤はアレルギーを引き起こしやすい「ジアミン」という染料成分が配合されています。
色味の発色がキレイですが、50~100回の使用でアレルギーが発症しやすく、発症すると「かぶれ」だけでなく重症化する場合もあります。
アレルギーを発症すると改善が難しく専門医に相談することが必要です。
「かゆみ」や「しみる」などを感じている方は実は多いのですが症状が軽いため気にしないで染めている場合も多いのが現状です。
軽い症状ですが、もしかしたら頭皮に負担がかかってしまっているのかもしれません。
頭皮や髪の毛をジアミンの刺激から守る場合は、可能な限りジアミン配合のカラー剤を使用しないことです。
ノンジアミンのカラー剤は全ての美容室が取り扱っているわけではないので確認が必要ですが、取り扱っている美容室は比較的にアレルギーやダメージについて真面目に考えている美容室だと思いますので相談してみるとよいと思います。
代表的なノンジアミンカラー
●ヘアマニキュア
デメリットは、肌につくと地肌が染まってしまうので地肌につかないように染める必要があるので根元の数ミリが染まりません。
髪の毛の脱色作用がなく、地肌につけないのでダメージや負担は一番少ないカラー剤です。
●ヘナカラー
ジアミン入りもあるので注意が必要です。
脱色作用がないのでダメージや負担は少ないカラー剤です。
今は、天然のヘナや香草をブレンドして茶色の色味で白髪染めができるそうですが、色味が一週間かけて薄くなっていき、その後落ち着きます。
全ての美容室が取り扱っているわけではないので確認が必要です。
天然成分のアレルギーが心配な場合はパッチテストが必要です。
ヘアマニキュア、ヘナカラーは、脱色作用がないので、白髪には染まって発色しますが黒髪だと染まっているのですが、発色が分かりにくいデメリットがあります。
鮮やかに長持ちするように染めるには、負担がかかる薬剤を使うようになりますが少しでも違和感のある方は、一般的なカラー後にプーラリセットジェルを使用しカラー剤の残留成分を取り除くことで負担は軽減します。
また体調が悪い時や、疲れている時などは特にアレルギーを発症しやすいので染めるのを避けた方がよいです。
10年後も健康で美しくいるために身体からの小さな発信も見逃さないでください。
2023.5.30
テキスト